2000年7月17日 ネットから知識を得るには(「窃視」改題)
ブランクを過小評価していた。弱るところは思った以上にはるかに弱っている。しばらくは鈴木先生のいわゆる「中学生の重量」からおとなしくやり直すしかない。嘲笑わば嘲笑え、今に見てろよ-_-#。
お歴々のサイトを覗いて、他人の質問に対する答えを参考にすることがよくある。そのとき思うのは、そういう書き込みを参考にするためには、ある程度の知識と経験がいるということだ。そもそもウェブ・サイトはオタクな世界である。アクセスはオープンでもサイト自体は決してオープンじゃない。インターネットは無限に近い種類のオタク広場の集合体なのである。したがって、そこに公開されているコンテンツ、掲示板の書き込みはそれぞれ高度なものになる。その道の本当の初心者が見て分るものではないことが多い。
一方、時々?????な書き込みも見る。かく言う私がここの掲示板に書き込んだ「デッド・リフトが肩凝りに効く」というのもその一つで、?????と思う方が多いかもしれない(多い、といってももともとページビューが少ないから・・・)。副次的な効果に焦点を当てて述べているのだ。これは書き込む方は承知の上で、読むほうもその程度の知識はあるという了解のもとに書いている。その前提条件が「ウェブサイトはオタク広場」ということである。
だが、現実にはそうでない人も見る。そして、そうでない人が掲示板に質問したりすると、無視されるのはまだいい方で、糞ミソにやっつけられたりする。やられた方は「ウェブサイトはオタク広場」と理解してくれればいいが、ウェイト・トレーニングしてる奴らは人でなしだと思うこともあるだろう。
本当に何も知らないのなら、まず訊き方が分らない。表現の仕方から覚えていく必要がある。そのためには人に訊いたり本を読んだりが必要になる。次に、トレーニングについては自分でやってみて感覚的に掴んでおく必要があるが、答える側とトレーニング環境が違っていると話がかみ合わないことが多くなる。
昔から「百聞は一見に如かず」というが、ネット時代の昨今では「百見は一行に如かず」である。まして、トレーニングは体術なのだから直接指導してもらう必要がある。敷居が高いのも理解できるし、金もかかるけれども、まずジムに通ってみたほうがいい。