2000年3月17日  宝くじ

  雑誌や新聞を読むのが仕事の私は、3、4年前雑誌の付録で「ツカサのウィークリーマンション」の社長の文章を拝見したことがある。その中に、「とにかく行動しなくては何も得られない、夢をかなえられない。出会いが欲しいなら出会いの得られそうな集まりに積極的に出向くべきであり、宝くじだって買わないと当たらない」といったことが書いてあった。私はなるほどと思った。私の母などいつも「買わない(買ってない)宝くじが当たらないかなあ」と言いつづけて、結局貧乏人のまま還暦を迎えようとしているからだ。
  私はそもそも賭け事が嫌いである。「勝負!」という行動様式が性に合わないのである。できうる限り状況を把握し、その上で手前の脳味噌で考えて行動したいので、お釈迦様でも、後白河法皇でもどうにもできないものに金を賭けるなどとんでもないと思う。だから、馬も自転車もボートもパチンコも、無論違法賭博もやらない。唯一やるのが宝くじである。
  事実、宝くじは買わなければ絶対に当たらない。それにジャンボ宝くじは下の方の等も当たり易く、たくさん買うと元が取れることもあるので、いつも100枚以上買う。さすがに社長だけあって良いこと言うなあと、今でも敬服している。
  ただ一つだけ不満なのは、私の場合、買っても当たらないことだ。