2001年12月9日 ううむ、くそお
証券会社が廃業した!倒産したのではない、廃業したのだ。
今は昔、山一證券という証券会社が「自主廃業」したことがあったが、今般はどちらかというと任意整理に近い。
その会社の名前はシュワブ東京海上証券という。米国のチャールズ・シュワブと東京海上火災保険が作った合弁会社で、日本でオンライン証券業務を展開していた。チャールズ・シュワブは米国のオンライン証券としては最大手、東京海上火災保険は言わずと知れた日本損保界のガリバーである。日本進出を狙ったチャールズ・シュワブと証券進出を狙う東京海上火災保険の思惑が一致してできた合弁企業である。
1年程前、私はこの会社で株取引を始めた。といっても、口座開設以来取引したのは3回でいずれも買いである。なぜこの会社かというと、私が欲しかったのはナスダック上場株で、それを小口のオンラインで取引できる会社は限られていたからである。米国株については銘柄限定で取り扱いというところが多く、この会社はもっとも取り扱い銘柄が多かったのだ。
この会社は債務超過ではなく、業務はDLJディレクトSFG証券に一括移管する。黙っていれば、証券会社が変わるだけだ。慌ててDLJのサイトでチェックしたら、私の持ち株はいずれも取り扱い銘柄に入っていた。今後買い増ししたいと思えばできる。一安心だ。なにしろ、最初1株25ドルで買った株が1ドル67セントまで落ちて、現在は2ドルと3ドルの間をうろちょろしてる。1ドル88セントのときに買い増しして9ドル66セントまで平価を引き下げたが、今売ったら大損だ。
それにしても、廃業の理由がふざけている。儲からないからと、東京海上が放り出したのだ。ええええええええい、あのここな、損保屋めが。俺様が株で大儲けして世界の大富豪となった暁には、乗っ取ってやるからな。不届きな役員ばら、全員解任だあ!