秋田県立総合プール

(ライフセービング・プール、フィンスイミング)

  大分ご無沙汰しましたが、雪も消えてきたし、また会場めぐり再開しました。今回は新装開店の秋田県立総合プールに行って見ました。
  県立総合プールは秋田テクノリサーチ・ゾーンにあります。ここには工業技術センター、高度技術研究所(AIT)食品総合研究所が並んでいます。工業技術センターはどこの県にもあるので説明省略しますが、高度技術研究所は垂直磁気記録の先端研究を行うところで、世界のトップを走るといっていいでしょう。垂直磁気記録(ハードディスク)はそもそも東北大学で研究が始められたもので、そこから権威の先生をスカウトしてスタートした研究所です。昨年、日立、東北大学と組んで1平方インチあたり52.5GBの密度を達成したそうです。将来的には1平方インチ100GBも可能と言われています。一方、食品総合研究所は醸造試験場を前身としています。最近は長期低落傾向にありますが、秋田は酒どころで呑み助ばかりいるところ、傑作酵母AK-1を開発しています。
  で、その秋田テクノリサーチ・ゾーンはどこにあるかというと新屋砂奴寄にあります。こう書いて「アラヤサヌキ」と読みますが、要するに県立スケート場(BACK NUMBERS ローラースケート参照)の奥にあります。スケート場を通過して道なりに走っていくと、2車線だった道路が1車線になり、まもなく秋田テクノリサーチ・ゾーンの看板が出ていて左折して入っていきます。すると通りに沿って右側に、工業技術センター、AIT、食品総合研究所と並んでいて、県立総合プールはAITの真向かいにあります。
  いやはや、ひどい道路でまったく除雪されていませんでした。もうどうしようもなく轍にはまって腹をこすりながら進むしかない状態でしたが、無料お試し期間とあって結構人が来てました。県立総合プールは去年の年末に完成し、1月1日から3月末まで無料開放期間とされています。そもそも、この財政難の折柄なんだってこんなもんを作ったかと言うと、別にワールドゲームズのためではありません(ワールドゲームズは開催にあたって新しいハードを作らないのが原則。施設が無い場合は競技を中止する。)。平成19年に2巡目の国体を開催することが決まっていますが、秋田県には高飛び込みや水球のできるプールが無かったのです。国体がらみでは他にも武道館や新県立球場(県立総合プールの裏手)などが作られ、挙句の果てに自専道と称してJR秋田駅の下をくぐる稀有壮大な土木工事の計画があります。穴だけ掘った挙句に工事中止になるのではないかと心配です。
  県立総合プールには25mプール、50mプールそれに飛び込みプールがあって、左の台形の大きな窓が25mプール、右の建物に50mプールと飛び込みプールがあります。周囲は研究所と野球場と道路と砂防林しかありません。かろうじてレストラン・パインがありますが、他にはどうしようもないので昼食等はご持参された方がいいと思います。
  え?肝心のプールの状況がぜんぜん分らない?写真をなぜ載せないか?当日は無料開放で家族連れがたくさん来ていました。小学生の女の子が泳いでるプールにカメラなんか持って、野郎が1人でのこのこ入っていったら警察に突き出されます。別に疚しいことがあるわけでありませんが、そいつは御免ですので・・・

交通  1時間に一本ずつしかありませんが、市営バス県立スケート場線のバスがあります(秋田駅と
         往復)。

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